歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル規模へ

アメリカの市場調査会社のトランスペアレンシー・マーケット・リサーチが、全世界の歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル(約3740億円)規模へ拡大するとしたレポートを発表した。それによると、2016年時点で9億ドル(約990億円)規模とされる歯科医療用3Dプリンター市場は、年率16.5%の成長率で成長を続け、2025年までに34億ドル規模へ成長するという。

歯科医療用3Dプリンターで使われる素材ではフォトポリマーが58%と最大で、メタル系素材とセラミック系素材が続いた。

歯科医療のアプリケーション別では、クラウンとブリッジが全体の34.2%と最大のシェアを有した。成長率ではインプラントと入歯の市場が高い成長率が見込めるとした。

エリア別では北米市場が世界市場の40%と最大のシェアを持ち、ヨーロッパ、アジア太平洋地域と続いた。また、人口の高齢化に伴いアジア太平洋地域の市場の成長が期待されるとした。

歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーーヤーとしては、コンセプトレーザー、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、フォームラブズ、レニショー、DWSシステムズ、プロッドウェイズ・グループ、SLMソルーションズなどが挙げられた。