アメリカのバーチャルリアリティ機器開発ベンチャーがスイスの3Dスキャニングソフトウェア開発ベンチャーを買収 https://uploadvr.com/dacuda-3d-scanning/

アメリカのバーチャルリアリティ機器開発ベンチャーのマジックリープが、スイスの3Dスキャニングソフトウェア開発ベンチャーのDacudaを買収した。

Dacudaはチューリッヒに拠点を置くベンチャー企業で、スラムスキャンテクノロジーと名付けた3Dスキャニング技術を保有している。スラムスキャンテクノロジーは現存するほとんどのスマートフォンに搭載可能で、バーチャルリアリティなどの用途での利用が期待されている。

Dacudaの買収は既に完了し、同社は現在完全にマジックリープ傘下で運営されているという。

Dacudaはリアルタイムモバイル3Dスキャニング技術開発プロジェクトをグーグルの社内チーム「タンゴ」と共に行っている。

Dacudaは2014年にキックスターターのキャンペーンで当時世界最小のワイヤレス3Dスキャナーの開発資金50万ドル(約5650万円)の調達にも成功している。

マジックリープは2010年設立。フロリダのダニアビーチに拠点を置き、ヘッドセット型のバーチャルリアリティデバイスなどを開発している。同社はこれまでにグーグル、アリババ、アンドリーセン・ホロヴィッツなどから総額14億ドル(約1582億円)の巨額の資金を調達している。

アメリカの経済誌フォーブスは、マジックリープの企業価値を45億ドル(約5085億円)と見積もっている。