3Dプリント銃が製造されていた乳幼児デイケアセンターは容疑者の母親が経営

3Dプリント銃が製造されていたニューヨーク・イーストハーレムにあるアレイズ・デイケアセンターは、、3Dプリント銃を製造していた疑いで逮捕された18歳の少年の母親が経営していたことがわかった。現地メディアのニューヨークポストの報道によると、アレイズ・デイケアセンターは、安全基準や衛生基準などの規程を満たしており、合法かつ適法に運営されていたという。

逮捕されたキャロン・ジャマール・コーリー容疑者は、デイケアセンターの施設内に個室を与えられ、その中でデスクトップ3Dプリンターを使って3Dプリント銃を製造していたという。製造した3Dプリント銃は、オンラインで販売していたと見られる。

同容疑者は現在、違法銃の所有、攻撃用火器の製造、公共に対する脅威の罪などの容疑で取り調べを受けている。

乳幼児デイケアセンターで3Dプリント銃が製造されていたことについて、ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は定例の記者会見で、「自分の子供を預けている安全であるべき場所が、実は誰かが銃を製造している危険な環境であったことを知るのは、心を痛ませる恐るべきシナリオです」とコメントしている。

ニューヨークでは、3Dプリント銃を含む「自家製銃」の押収件数が増加している。2021年に263丁だった「自家製銃」の押収件数は、昨年2022年には436丁に増加している。