アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造 https://3dprint.com/149077/3ds-carbon-fibre/

アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造し、話題になっている。

アメリカ海軍の研究チームはオークリッジ国立研究所と共同でビッグエリア・アディティブ・マニュファクチャリングという大型3Dプリンターを使い、全長30フィートの潜水艦を製造した。潜水艦は6つのパーツで構成され、カーボンファイバーを素材にしているという。

従来の製造方法では製造に3-5か月かかるが、3Dプリンターで製造する事で製造期間を大幅に削減し、コストも90%程度になるといいう。

今回製造された潜水艦はあくまでもコンセプトモデルであり、実戦には投入されないが、今後の潜水艦製造に関する各種のデータ取得などを行うとしている。

同研究チームは、すでに二号機の製造も計画しているという。二号機は実際に潜水させて運用し、さらに詳しいデータを取得するとしている。

アメリカ軍では3Dプリンターの導入が各領域で進んでいる。3Dプリンターはローボリューム・マニュファクチャリングが得意で、特にレアなパーツの少量生産などに適しているとされる。また、遠洋航海上などの自己完結的なサプライチェーンが求められるシーンにおいては、特に導入が進むと予想されている。