GEアディティブがコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始

GE傘下のGEアディティブが、大型メタル3DプリンティングシステムのコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始した。ローンチカスタマーは、同じくGE傘下のGEアビエーションで、シンシナティにあるGEアビエーション・アディティブ・テクノロジーセンターに納入される。同センターでは、Mライン・ファクトリーシステムをGE製ジェットエンジンのGEnx-2B用パーツの製造などに使うとしている。

Mライン・ファクトリーシステムは、四つの400Wファイバーレーザーを備えたハイエンドメタル3Dプリンターで、造形サイズは500mm x 500mm x 400mm。大型で複雑な形状のパーツを精密に造形することができる。

GEアディティブは2016年にコンセプトレーザーを買収し、3Dプリンターの大型化と、メタルプリンティングシステム用ソフトウェアのリデザインを進めていた。GEアディティブは、コンセプトレーザーとともにスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムも買収している。

コンセプトレーザーは2000年設立。独自開発したレーザーCUSING技術により、メタル3Dプリンティングの領域での世界的なリーディングカンパニーとなっている。