ティファニーがショップのファサードを3Dプリンターで製造

高級ジュエリーブランドのティファニーが、ショップのファサードを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。

シンガポールのチャンギ国際空港内にあるショッピングエリア「ピアッツァ・ガーデン」内にオープンしたティファニーのショップは、入り口をブルーのファサードで覆う、サンゴ礁をモチーフにした斬新なデザインになっている。ティファニーブルーをイメージしたブルーのファサードは、リサイクルプラスチックを原料にしているという。

ファサードを製造したのはオランダのMVRDVで、デザインはイタリアのBUROMILANが担当した。

ファサードはフランス語で、建築物正面部のデザインを指す建築用語。英語のFaceと同じ意味で築物で最も目立つため建築設計で重要視されている。古典ゴシックのランス大聖堂のようにファサードの造形が内部空間を率直に表現する場合もあれば、盛期ルネサンスのサンタンドレア教会堂のようにファサードが内部空間との有機的なつながりを欠き、ファサードのためのファサードとして造形される場合もあるとされている。

一般的に、ファサードはショップなどの正面を飾る、アイコニックなデザインシンボルとして使われるケースが多い。