デトロイト初の3Dプリント住宅が間もなく完成

米ミシガン州デトロイト初の3Dプリント住宅が間もなく完成するとして話題になっている。

地元メディアのデトロイトフリープレスが報じているところによると、デトロイト初の3Dプリント住宅は延床面積1000平方フィート(約92.9平方メートル)の平屋建て住宅で、地元の非営利団体シチズン・ロボティクスが建設した。シチズン・ロボティクスは、自社工場内にロボットアーム型の建設3Dプリンターを設置し、住宅をパーツごとに建設し、パーツを移動させて現地で組み立てたとしている。

プロジェクトに参加した地元の建設デザイナーのブライアン・クック氏は、「最近は設計や建設あるいはデザインに関するほとんどの仕事をデジタルで行っています。そして、今は3Dの時代です。建設デザインをするのも3Dですし、インテリアレンディングも3Dで行います。(今回のプロジェクトは)そのプロセスに建設プリンティングを新たに加えただけです」とコメントしている。

シチズン・ロボティクスは、建設した3Dプリント住宅を22万4500ドル(約3367万円)で販売する予定だとしている。シチズン・ロボティクスは、今年2023年12月までに購入者へ引き渡すとしている。