3Dハブズがパリにオフィスを開設、フランス市場への対応強化へ

世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのスタートアップ企業の3Dハブズが、新たにパリにオフィスを開設し、フランス市場への対応を強化する。今年初めに投資会社フューチャー・シェイプなどからの出資を受けての動きと見られ、ヨーロッパ市場の中でも特に3Dプリンティングサービスへのニーズが高いとされるフランス市場でのシェア拡大を目指す。

フューチャー・シェイプはiPodの発明者でiPhoneの共同発明者として知られるトニー・ファデル氏が設立したベンチャーキャピタル。AI、ロボティクス、3Dプリンティングなどの次世代技術をベースにしたベンチャー企業に集中的に投資している。

3Dハブズは、これまでに世界中の3Dプリンターをネットワークでつなぎ、3Dプリンティングを希望するユーザーとをオンラインでマッチングするサービスを提供してきた。一方で、同社は個人オーナーによる3Dプリンティングサービスを停止し、サービスビューローなどによるプロフェッショナルレベルの3Dプリンティングサービスに集約する方向に動いている。

3Dハブズによると、同社はこれまでに35,000社の法人ユーザーにサービスを提供し、そのうちの27%はフォーチュン500企業だとしている。