HPがシカゴ国際工作機械見本市でメタルジェット3Dプリンターを展示 https://www.engadget.com/2018/09/10/hp-metal-jet-3d-printing/

HPが、現在シカゴで開催されているシカゴ国際工作機械見本市(IMTS)で、新たに開発したメタルジェット3Dプリンターを展示している。HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、従来型の3Dプリンターの「50倍の速さでプリントできる」としている。

メタルジェット3Dプリンターの造形サイズは430 x 320 x 200mmと大きめで、四つのノズルと二つのプリントバーを搭載している。

HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、これまでにイギリスのGKNや、フォルクスワーゲンに試験的に導入され、ギアシャフトノブやミラーマウントなどの部品製造に使われているという。

メタルジェット3Dプリンターの価格は39万9千ドル(約4,389万円)で、本格的な出荷は2020年から始まるとしている。

HPは2016年に独自開発したポリマーベースのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターをリリース、インダストリアル3Dプリンター市場に本格参入した。同社のマルチジェット・フュージョン3Dプリンターはこれまでに相当のシェアを確保したとみられ、メタルジェット3Dプリンターのリリースによりメタル3Dプリンター市場でも一定のシェアを確保すると業界関係者は予想している。