Robozeが3Dプリンターでスケートボードを製造

イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが3Dプリンターでスケートボードを製造し、話題になっている。スケートボードショップのインパクト・サーフショップと共同で開発したもので、素材にはカーボンPA、PEEK、FlexTPE、PPが使われた。スケートボードが3Dプリンターで製造されたのは、今回のケースが世界初と見られる。

製造されたスケートボードは、プロのスケートボーダーのファビアノ・ラウシエロによってテスト走行された。テスト走行を行ったラウシエロは、「スケートボードの強度に非常に驚きました。スケートボードは複雑な形状にデザインされていますが、3Dプリンターで製造されたことによる問題は何も見つかりませんでした。これからはアディティブ・マニュファクチャリングの技術が一般ユーザー用のスケートボード製造にどんどん活用されてゆくでしょう」とコメントしている。

Robozeは、前にドローンの主要パーツを3Dプリンターで製造したが、その時に使われた素材とほぼ同じものがスケートボードの製造にも使われた。製造にはRobozeのArgo500シリーズとRoboze One Xtremeシリーズの3Dプリンターが使われた。

Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。