Amazonが1万個のフェイスシールドを無償提供

Amazonが1万個のフェイスシールドを無償提供している。Amazonのプライムエアチームのメンバーが中心となり、社内の3Dプリンターやレーザーカッターなどを使って製造している。Amazonは今後さらに2万個のフェイスシールドを製造し、一部をAmazonのウェブサイトで販売するとしている。

フェイスシールドの製造についてAmazonは公式のブログで、「デザインイノベーションとサプライチェーンにより、我々はフェイスシールドを破格の価格で販売することが可能になりました。現在医療現場で使われているフェイスシールドの価格の三分の一程度の価格です。(製造されるフェイスシールドは)まずはAmazonの最前線で働いている従業員に提供し、その他の分をAmazonで販売してゆきます」とコメントしている。

新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、Amazonの物流センターで働く従業員や、Amazonが買収したスーパーマーケットのホールフーズの現場スタッフにフェイスシールドなどのPPEが供給されていないという批判が高まっていた。さらに、Amazonの社員が新型コロナウィルスに感染したこともあり、Amazonに適切な対応が求められていた。

アメリカの新型コロナウィルス感染拡大は、未だに収束の兆しを見せていない。本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は172万人を超え、死者数は10万572人に達している。