スマイル・ダイレクトクラブがHPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造へ https://www.3blmedia.com/News/HP-and-Smile-Direct-Club-Collaborate-Largest-Multi-Jet-Fusion-3D-Production-Factory-US

アメリカのアライナーメーカーのスマイル・ダイレクトクラブが、HPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造するとして話題になっている。スマイル・ダイレクトクラブによると、同社は49台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを使い、24時間体制でアライナーを製造するとしている。

スマイル・ダイレクトクラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクトクラブは伝統的な歯科矯正の世界をデジタルに改革します。歯科矯正をよりパーソナルで、よりお求めやすく、より便利にし、多くの人々が魅力的なスマイルを手にできるようにします。HPの画期的な3Dプリンティング技術がそれを可能にし、多くの経済的なメリットも享受させてくれます」とコメントしている。

アメリカ人の80パーセントが何らかの歯科矯正が必要とされる一方で、全体の1パーセントしか実際に歯科矯正を受けていないとされる。また、アメリカの全治自体の60パーセントにおいて歯科矯正用医療機関が存在せず、歯科矯正アライナーの潜在需要が大きいとされる。

スマイル・ダイレクトクラブは2014年にアレックス・フェンケルとジョーダン・カッツマンの二人が設立したスタートアップ企業。全米の歯科医をネットワークし、オンデマンドで歯科矯正アライナーを製造する事業を展開している。