イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得 https://longroom.com/discussion/1387609/remedy-health-and-fabrx-awarded-600k-innovate-uk-grant-to-3d-print-personalized-medicine

イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得し、話題になっている。

イギリス政府が組成したイノベーティブUKからの助成金を獲得したのはレメディ・ヘルスとファブRxの二社。両社は共同で2020年までに製薬3Dプリンターの製造を目指すとしている。

助成金の獲得についてファブRxの製品開発担当役員のアルヴァロ・ゴヤネス博士は、「口腔薬品の製造に3Dプリンターを活用するというコンセプトについて、レメディ・ヘルスと協業できることを嬉しく思います。我々が開発するシステムが、患者一人ひとりに応じて最適化された個別医療を提供することになるでしょう」とコメントしている。

レメディ・ヘルスのメリッサ・スノーバーCEOは、「我々の3Dプリンティング技術を世界中の患者に応用できることに興奮しています。パーソナライズド医療を実現することで、より正確で、より効果的で、より好ましい医療を提供することが可能になるでしょう」とコメントしている。

薬学の領域では、製薬に3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっている。現在の主な製薬方法は画一的で、それぞれの患者に応じて最適化された服薬ができないという懸念が示されている。3Dプリンターを活用することで、患者の年齢や健康状態などに応じてオンデマンドでカスタマイズドに薬を作ることが可能になると期待されている。