ウクライナのスタートアップ企業が、リサイクル・ポリプロピレン樹脂でモービルホームを製造したとして話題になっている。
現地メディアの報道によると、ウクライナのスタートアップLEMKIロボティクスはドイツの3Dプリンティング企業のiScale3Dと共同で、大型3Dプリンターでモービルホームを製造したとしている。モービルホームの素材には、プラスチックボトル7400本分のポリプロピレンがリサイクルされて使用された。
LEMKIロボティクスは、資源ゴミをリサイクルして活用することで建設コストの削減とエコフレンドリーな住宅ソルーションを同時に実現できたとしている。
モービルホームの製造にはKUKAロボテイクス・システムズが開発した大型3Dプリンターが使われた。同社の大型3Dプリンターは最大320 X 320 X 800センチメートルの造形が可能。
モービルホームにはソーラーパネルとバッテリーが搭載されており、大人3人までが暮らせるスペースを提供している。
モービルホームはトレーラーハウスとも呼ばれ、車輪付きで自動車で牽引できるタイプの住宅。特定の場所に設置して長期あるいは恒久的に住むことができるように設計されている。