アメリカのフィラメントメーカーが4000㎏のPLAを寄付

アメリカのフィラメントメーカーの3Dプリントライフが、4000㎏のPLAを寄付する。PLAは不足が深刻化しているフェイスシールドの製造に供される。3Dプリントライフによると、4000㎏のPLAで11万5千個のフェイスシールドが製造できるとしている。

3Dプリントライフは、全米のメーカースペース、サービスビューロー、3Dプリンティング企業にフェイスシールド製造を呼び掛けている。3Dプリントライフでは、製造したフェイスシールドを全米の2000の病院へ供給するとしている。

3Dプリントライフは、アメリカでも特に感染拡大が広がるニューヨークにPLA1000㎏をすでに提供している。PLAはニューヨークのサービスビューローのVooDooマニュファクチャリングに提供され、今日までに6千個のフェイスシールドが製造されたという。

3Dプリントライフの担当者は、「我々は今後もさらに多くのPLAをサービスビューローやメーカースペースへ提供してゆきます。新型コロナウィルスとの闘いの最前線にいる医療従事者は、フェイスシールドなどのPPEの不足に直面しています。彼らは助けを求めています」とコメントしている。

本記事執筆時点で、アメリカの新型コロナウィルス感染者数は33万6千人を超え、死亡者数は9,616人に達している。ニューヨーク州などの一部の地域では感染拡大のペースが収まりつつあるものの、アメリカ全体では収束の兆しが見えていない。