アメリカの大手代替肉メーカーのビヨンド・ミート創業者イーサン・ブラウン氏が「代替肉の歴史のアーク(栄光)は我々の側にある」と発言して話題になっている。
ロサンゼルスの現地メディアの報道によると、Yahoo!ファイナンスの人気インタビュー番組「リード・ディス・ウェイ」で発言したもので、2019年5月のNASADAQ上場以来常に注目を集めてきた同社の株価の低迷に対して、「我々は、代替肉の歴史のアーク(栄光)は我々の側にあると信じており、(長年に及ぶ低迷を乗り越えて)これから長期的な成功へ向けて大きくシフトしてゆくと考えています」と発言した。
ビヨンド・ミートは、2019年5月に25ドルで上場し、初日の取引終了時点では65.75ドルという高値を付け、投資家に即日で163%ものリターンをもたらした。同社の株価はその後2019年7月に234.9ドルの高値を付けた後値下がりし、右肩下がりで下落した後今日の水準の8ドル代を迎えている。
ブラウン氏の発言に対し、JPモルガンのアナリストのケン・ゴールドマン氏は、「アメリカ市場における代替肉需要の低迷は他の需要低迷製品が低迷しているのと同じ理由からです。味、認識されている健康上のメリットなどです」とコメントし、ブラウン氏のコメントに反論している。