シェイプウェイズの株価が引き続き低迷

3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズの株価が引き続き低迷している。シェイプウェイズは2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。シェイプウェイズの株は上場後一時8.23ドルに値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2023年2月13日)では0.61ドルまで値下がりしている。また、時価総額も減少しており、本記事執筆時点では3315万ドル(約43億950万円)まで縮小している。

シェイプウェイブは、上場しているニューヨーク証券取引所から上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。ニューヨーク証券取引所は、上場しているすべての企業に取引価格最低1ドルを30日以上続けることを求めているが、シェイプウェイズの株は昨年2022年7月14日以来取引価格1ドルを下回り続けている。近々に状況が改善されなければ、シェイプウェイズの株は上場廃止となる可能性がある。

シェイプウェイズは、2023年度第一四半期末に開催される年次株主総会で、複数の株式を1株に統合する株式併合(Reverse Stock Split)を株主に提案する予定であると報じられている。理論上株式の資産価値に影響はなく、株数が減っても会社の価値は変わらないので1株当たりの価格が修正される。例えば2株を1株に併合した場合、発行済株式数は半分になり、理論上株価は2倍になる。