ベントレーモーターズが300万ポンドを3Dプリンターに投資

イギリスの自動車メーカーのベントレーモーターズが、300万ポンド(約4億6905万円)を3Dプリンターに投資する。ストラタシスのポリジェットシリーズやHPの5210マルチジェット・フュージョン3Dプリンターなどを導入し、クルー工場のアディティブ・マニュファクチャリング機能を増強する。

ベントレーモーターズの製造担当役員のピーター・ボッシュ氏は、「ベントレーのアディティブ・マニュファクチャリングへのアプローチは業界をリードするものです。3Dプリンターの導入によりクルー工場は「ドリームファクトリー」になるためのコーナーストーンになります。製造コストを削減し、多くの複雑なモノづくりがより簡単にできるようになるでしょう」とコメントしている。

クルー工場では、ベントレーモーターズのすべての車種を製造している。クルー工場では、昨年2021年の一年間に1万5000点もの完成品パーツが3Dプリンターで製造されたとしている。

ベントレーモーターズは1919年設立のイギリスの老舗自動車メーカー。「ベンティガ」「コンチネンタル」「フライングスター」などの高級車を製造している。ベントレーモーターズは1998年にフォルクスワーゲンに買収され、子会社になっている。