イギリス政府が近代産業戦略2025年度版を立上げ

イギリス政府が近代産業戦略2025年度版(Modern Industrial Strategy for 2025)を立上げたとして話題になっている。イギリス現地メディアの報道によると、近代産業戦略2025年度版は、今後10年間における未来の産業ブループリントを提示し、国内産業の中長期的な成長と投資を呼び込むもの。

近代産業戦略2025年度版は、特に8つの重要なセクターを設定し、イギリスが国力を上げて育成を目指すことを目標としている。具体的に8つのセクターとして、

1.先端マニュファクチャリング
2.クリーンエナジー
3.クリエイティブ・インダストリー
4.防衛
5.デジタルとテクノロジー
6.フィナンシャルサービス
7.ライフサイエンス
8.プロフェッショナル・ビジネスサービス

を挙げている。

イギリス政府は、近代産業戦略2025年度版の実施により、イギリス国内に76万人分の新規雇用と820億ポンド(約15兆1700億円)規模の経済価値を創出できるとしている。

個別企業としては、イギリスの大手3Dプリンティングサービスビューローのレニショーが、アディティブ・マニュファクチャリング事業者として先端マニュファクチャリングセクターへ登録している。