ニューヨーク州ユーティカで16歳の少年が3Dプリント銃の製造で逮捕

ニューヨーク州ユーティカで、16歳の少年が3Dプリント銃を製造した疑いで逮捕された。アメリカ現地メディアの報道によると、ユーティカ市警察が少年の家を家宅捜索したところ、3Dプリンターで製造された3Dプリント銃複数と、3Dプリント銃のパーツ多数などが発見されたという。少年が製造した3Dプリント銃は、先月2025年1月21日にユーティカ市内で発生した銃発砲事件で使われていた。

16歳の少年は不法銃の保有の疑いで逮捕され、翌日には発砲事件を起こした14歳の少年が続けて逮捕された。

3Dプリント銃は、合法的に製造・販売された銃火器と違い、シリアルナンバーなどのトレース可能な記録を有していない。そのため、アメリカのほとんどの州では3Dプリント銃の製造、保有、使用が法律で禁止されている。

ユーティカ市はニューヨーク州中央に位置する人口6万5千人の街。北のアディロンダック山地と南のキャッツキル山地に挟まれ、ハドソン川の支流であるモホーク川がその谷間を流れる、モホーク・バレーと呼ばれる地域の中心都市。

ニューヨーク州では、ユーティカ市に隣接しているヨークビル市でも3Dプリント銃絡みの事件が発生している。昨年2024年8月には、3DプリンターでAR-15ライフルを模したゴーストガンを製造した男が3Dプリント銃製造の疑いで逮捕されている。