レヴォフーズが3Dプリントサーモンの販売を開始

オーストリアの代替サーモンミート製造スタートアップ企業のレヴォフーズが3Dプリントサーモンの販売を開始する。オーストリアの現地メディアの報道によると、レヴォフーズは独自開発した植物由来原料をベースに開発した3Dプリントサーモンミートの「The Fillet」を、オーストリアの大手スーパーマーケットチェーンのREWEスーパーマーケット全店で販売するという。

レヴォフーズのロビン・シムサCEOは、「インダストリアルスケールの3Dフードプリンティングのひとつのマイルストーンとして、我々は新たなフードレボリューションの時代へ突入します。消費者ニーズに完全に対応した食品を創造するという新たな時代へです。我々は、単にビーガンのニーズに対応しているだけでなく、食品の将来そのものを再構築しているのです」とコメントしている。

レヴォフーズは、これまでに「The Fillet」を自社のオンラインショップで販売していた。価格は130グラム入りパックが6.99ユーロ(約1153円)。

レヴォフーズは2020年設立のオーストリア・ウィーンに拠点を置くスタートアップ企業。植物由来原料を使い、独自開発した3Dプリンターで代替サーモンミートを製造している。レヴォフーズによると、同社の代替サーモンミートは食感、味、栄養成分などが本物のサーモンミートに近く、見た目もほとんど変わらないとしている。