ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、アメリカ本土初のロケット打ち上げに成功した。バージニア州のミッド・アトランティック・リージョナル・スペースポートで打ち上げられたエレクトロンロケットは三機の人工衛星を地上550キロメートルの軌道に乗せる事に成功した。スペース・ラブは、これまでに155機の人工衛星の軌道投入に成功している。
ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「エレクトロンはすでに小型ロケットのリーダーであり、今回の打ち上げの成功はミッションを成功させようと努力してきたチーム全体の成果です。昨年2022念は9回の打ち上げを成功させましたが、バージニア州で作られたロケットをバージニア州で打ち上げたことは、今年がもっと良い年になることの予兆になるでしょう」とコメントしている。
ロケット・ラブは、より大型のロケットの「ニュートロン」も、バージニア州で打ち上げるとしている。同社は、今年2023年に少なくとも9回のエレクトロンロケットのバージニア州での打ち上げを予定している。
ロケット・ラブは、ロケット本体やエンジンの主要部品を独自開発した大型3Dプリンターで製造している。