マクドナルドが植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了

アメリカの大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了した。テストの結果は公式に明らかにされていないが、ある株式アナリストが25のマクドナルドの店舗にヒアリングしたところによると、25店舗のすべてにおいて「マックプラントバーガー」の売上が当初の期待値を下回ったという。

パイロットテスト終了の報道を受け、マクドナルドに代替肉パティを供給しているビヨンド・ミートの株価は5.2%値下がりした。

マクドナルドは、代替肉製造大手のビヨンド・ミートと2019年にパートナーシップ契約を締結し、ビヨンド・ミートから代替肉の供給を受け、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストをテキサス州、アイオワ州、ルイジアナ州、カリフォルニア州の店舗で行っていた。パイロットテストの実施店舗は最盛期に600店舗まで増加したが、一日の平均売上が最大で70個程度と苦戦していた。

ある関係者は、「フランチャイズ店の雰囲気は、マックプラントバーガーの売上は予想を大きく下回ったというものです。この数字では、将来的に全国的な本格的ロールアウトすることの保証にはならないでしょう」と説明している。