HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの造形点数が1億個を突破

HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの造形点数が1億個を突破した。HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターは、フォード、ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーに広く活用されており、造形点数の拡大を牽引した。特にフォルクスワーゲンは、世界で初めてHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを導入し、エンドユーズパーツの製造に活用している。

HPのパーソナライゼーション・3Dプリンティング担当社長のディディアー・デルトート氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングのベネフィットは世界中で認識され始めています。新製品をより速く市場に投入し、サプライチェーンを強化し、新たなビジネスモデルを生み出します。特に自動車業界を筆頭に多くの業界で3Dプリンティングアプリケーションの導入が広く進んでいます。従来の製造方法を3Dプリンティングで置き換え、パーソナライズド・コンポーネンツの製造などに使われ始めています」とコメントしている。

自動車業界は、比較的早期から3Dプリンターを活用してきたことで知られている。当初はSLA3Dプリンターなどで試作品の製造などが広く行われていたが、最近はエンドユーズパーツの製造に3Dプリンターが活用されている。