ディール・アビエーションが世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造 https://www.3dprintingmedia.network/diehl-aviation-largest-3d-printed-part-aircraft/

航空機用内装機器・部品製造大手のディール・アビエーションが、世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造した。カーテン・コンフォート・ヘッダーと呼ばれるカーテンレールで、大きさは1,140 x 720 x 240mm。カタール航空が導入するエアバスの最新シリーズ「エアバスA350XWB」内に導入される。

ディール・アビエーションは12か月前にプロジェクトを立上げ、FDM方式の3Dプリンターで製造、EASA認証を取得した。

従来の製造方法では、カーテン・コンフォート・ヘッダーは12の部品で構成されていて、それらを材料ごとに指定された方法で組み合わせる必要があった。3Dプリンターで製造することで部品点数を減らし、部品同士を接着剤でつないで組み合わせることが可能になったという。

ディール・アビエーションでは、エアバスA350XWB用カーテン・コンフォート・ヘッダーは、今後すべて3Dプリンターで製造するとしている。

ディール・アビエーションは1957年設立、ドイツ・ハンブルグに拠点を置く航空機用内装機器・キャビン用機器製造メーカー。同社の製品はエアバス、ボーイング、ボンバルディア、エンブラエルなどの航空機メーカーに採用されている。