GEアビエーションが3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造 https://www.3dprintingmedia.network/ge-aviation-already-3d-printed-30000-fuel-nozzles-for-its-leap-engine/

GE傘下のGEアビエーションが、3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。

製造したのはGEアビエーションのアラバマ州オーバーン工場。同工場では3Dプリンターによる燃料ノズルの製造を2015年から開始している。

同工場長のリカード・アセヴィドー氏は、「このマイルストーンは、我々が燃料ノズルを3万点3Dプリントしたということに留まりません。私たちのチームは、我々のビジネスでアディティブ・マニュファクチャリング技術が確実に使えるという事を証明したという事を誇りに思うべきです」とコメントしている。

GEアビエーションは2014年にオーバーン工場に5000万ドル(約55億円)を投資し、アディティブ・マニュファクチャリング技術の利用を開始した。同工場では現在までに40台の3Dプリンターが導入され、230人の従業員の管理のもと、各種のパーツを製造している。

燃料ノズルはエンジンに燃料を噴射するための重要な部品で、高熱に耐えうる高い強度が必要な部品。これまでは20点の部品を組み合わせて一つの燃料ノズルを製造していたが、3Dプリンターを導入することで、一つの部品として燃料ノズルを製造することが可能になった。

GEアビエーションは、3Dプリンターの導入により労働力と製造時間を大きく削減できたことに加え、燃料ノズルの重量を25%程度削減することができたとしている。また、強度も従来のものより5倍も強くなったとしている。