GE傘下企業が機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始 http://www.3ders.org/articles/20180928-ge-transportation-to-produce-up-to-250-3d-printed-locomotive-parts-by-2025.html

GE傘下企業のGEトランスポーテーションが、機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始し、話題になっている。製造試験が順調に進めば、2025年までに最大で250点の部品を3Dプリンターで製造するという。

GEトランスポーテーションが使用するのはバインダージェットテクノロジーベースの3Dプリンター。液体のバインディング素材を使ってメタルパウダーを凝固する。バインディング素材がメタルパウダーのレイヤーを接着するタイプのアディティブ・マニュファクチャリング技術。

バインダージェット方式の3Dプリンターは、一般的なレーザーベースのメタル3Dプリンターの10倍の速さでプリントが可能で、より大きなサイズの部品の造形が可能という。

GEトランスポーテーションは、機関車用部品を3Dプリンターで製造することで、部品点数を削減し、さらにはエンジンそのもののサイズを削減することができるとしている。それにより、余ったスペースにより大きなバッテリーを搭載することが可能になるとしている。

鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっているが、機関車用部品を3Dプリンターで製造するのはGEトランスポーテーションのケースが初と見られる。