スマイル・ダイレクト・クラブの経営破綻がユーザーに影響

歯科矯正用マウスピース製造最大手のインビザラインに対し、自らライバルを宣言し、市場で同社を猛追していたスタートアップ企業の「スマイル・ダイレクト・クラブ」が経営破綻したことを受けて、アメリカ各地で影響が広がっている。

スマイル・ダイレクト・クラブの矯正用マウスピースを利用していたレベッカ・レイノルズさん29歳は、先週スマイル・ダイレクト・クラブが経営破綻し、業務を停止した旨連絡を受けた。

「メールによる連絡は不十分で、アプリの連絡機能も機能していたとは言えません。TikTokでのスマイル・ダイレクト・クラブとユーザーとのやり取りを通じて、ようやく事の顛末を知ることができました」とレイノルズさんは状況を説明している。

スマイル・ダイレクト・クラブによる突如の業務停止は、レイノルズさんを含む多くの利用者に衝撃を与えている。特に矯正プログラムの途中にあるユーザーには、今後の件を含めてどうすればいいかわからないという人が少なくない。

矯正プログラムの途中にあるユーザーに対しては、スマイル・ダイレクト・クラブは、「かかりつけの歯科医師か、もよりの歯科医師による診察を受け、自らにとって最も適切な処置をとることを推奨する」としている。