ストラタシスがテキサスの3Dプリンティング施設を売却

アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが、テキサスの3Dプリンティング施設を売却した。売却されたのはテキサス州オースティンにあるメタル3Dプリンティング施設「ストラタシス・ダイレクト」で、売却先はカンバーランド・アディティブ。売却価格などの詳細については明らかにされていない。なお、売却後も「ストラタシス・ダイレクト」は従業員の雇用を維持したまま、営業を継続する見込み。

売却についてストラタシスのガーヴィンダー・カーロン・ジェネラルマネージャーは、「(売却により)ストラタシス・ダイレクトとマーケットをリードしているアディティブ・マニュファクチャリングビジネスとのシナジーを最大化できると判断しました。ストラタシス・ダイレクトは最高のテクノロジーと経験を持ち、優秀なマネジメントチームが率いています。(売却後も)引き続きすべてのユーザーニーズに対応してゆく所存です」とコメントしている。

ストラタシスは現在、事業のスクラップアンドビルドを進めており、ストラタシス・ダイレクトの売却はその一環の動きの一部とみられる。

ストラタシスは、アメリカ現地時間の2023年11月17日に2023年度第3四半期決算の発表を予定している。