アスペクト・バイオシステムズのRX13Dバイオプリンター
カナダのバイオ3Dプリンティング企業のアスペクト・バイオシステムズが、シリーズA投資で2千万ドル(約21億6千万円)の資金調達に成功した。調達した資金は、同社のバイオ3Dプリンティングプラットフォームの拡張や、研究開発スタッフの増員などに使われる。
投資したのは、技術系スタートアップ投資を専門とするラディカル・ベンチャーズと、パンガエア・ベンチャーズ、パラサイト・ベンチャーズ、ライノ・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。
ラディカル・ベンチャーズのジョーダン・ジェイコブ・マネージングパートナーは「アスペクト・バイオシステムズという素晴らしいチームのパートナーになれることに大変興奮しています。彼らの3Dバイオプリンティング・プラットフォームは世界をリードしており、医療の様々な領域で革新的イノベーションを生み出すことを確信しています」とコメントしている。
アスペクト・バイオシステムズはバンクーバーに拠点を置く3Dバイオプリンティング企業。ミクロ流体3Dプリンティング技術をベースに、抗がん剤スクリーニングや脳腫瘍診断などの各種のプロジェクトを展開している。同社はオランダのマーストリヒト大学と自社のRX1バイオ3Dプリンターを使った腎臓細胞培養プロジェクトも展開している。