Velo3Dが2024年度第1四半期決算を発表

アメリカの大型3DプリンターメーカーのVelo3Dが2024年度第1四半期(2024年1月1日~3月31日)決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1000万ドル(約15億5000万円)で、前年同期の200万ドル(約3億1000万円)の五倍となった。自社製品の受注残が1700万ドル(約26億3500万円)相当に積み上がり、好調な売上高へとつながった。

経常収支は2830万ドル(約43億8650万円)の赤字で、前年同期の5610万ドル(約86億9550万円)の赤字から約半減した。オペレーションキャッシュフローは前年同期の35%プラスとなった。オペレーティングコストは前年同期で30%のマイナスとなり、同社が進めているコスト削減計画が実現しつつあることを示した。

Velo3Dのブラッド・クレガーCEOは、「2024年度第1四半期は、防衛、宇宙、航空などのパイプラインセクターの売上が好調でした。第2四半期においても引き続き売上を維持し、出荷ゴールを達成したいと思います。また、リピートオーダーが好調で、売上の50%は既存のお客様から頂いています」とコメントしている。

Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケット製造などの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。