アメリカの3DプリンターメーカーのNexa3Dが、同じくアメリカのフィラメントメーカーの3Dフュールを買収したとして話題になっている。
3Dフュールは2014年設立のFDM3Dプリンター用フィラメントメーカーで、主にABSやPLAなどのポリマー系プラスチックベースのフィラメント18種類を40色のカラーで提供している。Nexa3Dによる買収後も、3Dフュールは3Dフュールのブランドで事業を展開する。
3DフュールのフィラメントがNexa3Dのラインアップに加わることで、3DフュールのユーザーはNexa3Dの他の素材ラインアップを活用することが可能になるとしている。Nexa3Dは、ポリマー系プラスチックフィラメントに加えて、メタル、サーもプラスチックパウダー、樹脂などの素材を扱っている。
Nexa3Dは、2014年にアヴィ・レイチェンタル氏らが設立した3Dプリンターメーカー。アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から2015年までスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を世界的な3Dプリンターメーカーに育て上げた。同氏は2015年に業績低迷と株価下落などの責任を取り、スリーディーシステムズのCEOを辞任した。