アメリカの大手代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、2023年度通年決算を発表した。同社の2023年度の売上高は3億4340万ドル(約515億1000万円)で、前年比で18%の大幅なマイナスとなった。アメリカ国外市場での売上高は前年比で二桁の増加となったものの、アメリカ国内の小売市場向けおよび外食市場向け売上が大きく落ち込み、全体の足を引っ張った。通年の経常収支は3億3810万ドル(約507億1500万円)の赤字だった。
同時に発表された2023年度第4四半期は、売上高7370万ドル(約110億5500万円)で、経常収支は1億5500万ドル(約232億5000万円)の赤字だった。
2023年12月末時点の同社が保有する現金および現金相当資産の合計は2億590万ドル(約308億8500万円)となった。また、同時点の同社が抱える債務残高は11億ドル(約1650億円)となった。
2023年度通年決算の発表とともに、ビヨンド・ミートは大手食品メーカーのペプシコと2022年から共同で進めてきていた代替肉を使ったビーフジャーキー「ビヨンド・ミート・ジャーキー」の開発プロジェクトを全面的に中止すると発表した。