デスクトップメタルのフュロップCEOがコメントを発表

現地時間の2023年9月28日に開催された大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの臨時株主総会で、デスクトップメタルとの合併を求める決議が否認された件に関し、当事者のデスクトップメタルのリック・フュロップCEOがコメントを発表した。

「まずはデスクトップメタルの株主のサポートに感謝します。デスクトップメタルの株主はストラタシスとの合併計画に賛成の立場でした。ストラタシスの株主の理解とサポートを得られなかったことについては残念に思います。ストラタシスには、バインダージェット3Dプリンティングのリーダーであるデスクトップメタルと合併したい明確な理由がありました。いずれにせよ私は、ストラタシスの経営チームを尊敬しており、彼らは誠実な人々であると思っています」

ストラタシスとデスクトップメタルとの合併計画については、それぞれの株主総会での決議承認が求められていた。デスクトップメタルの株主総会では決議が承認されたものの、ストラタシスの株主総会では、出席株主の76.8%が反対を投じるという結果となった。

ストラタシスとデスクトップメタルの合併計画の白紙撤回後、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、前日終値から1.39%上昇し、一株1.46ドルで取引されている。