デスクトップメタルが従業員の12%をレイオフへ

アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、従業員の12%をレイオフすることがわかった。デスクトップメタルが現地時間の今週月曜日配信したプレスリリースで明らかになった。

デスクトップメタルは先日、戦略的統合コスト適正化イニシアティブ(Strategic integration and cost optimization initiative )を発表し、24カ月内のオペレーティングコストを1億ドル(約135億円)削減すると発表していた。

デスクトップメタルは、昨年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneと、アメリカの工業3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを買収している。ExOneの買収には5億7500万ドル(約776億2500万円)を、エンビジョンテックの買収には3億ドル(約405億円)の資金を投じており、手持ち資金の減少が危惧されていた。

ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、2022年度第一四半期決算の発表直後1.33ドルまで下落したが、その後やや値を上げ、本記事執筆時点(現地時間2022年6月15日)では2.11ドルで取引されている。