ナノ・ディメンションがストラタシスとデスクトップメタルの合併に改めて反対を表明

ストラタシスの筆頭株主でエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、ストラタシスとデスクトップメタルの合併に改めて反対を表明した。

ストラタシスとデスクトップメタルの合併が決議される2023年9月28日のストラタシス臨時株主総会直前に出された声明で、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは「ストラタシスとデスクトップメタルの合併に反対を表明する多くの株主の声が広がっていることを嬉しく思います。機関投資家、個人株主、アドバイザリーサービスの多くが反対を表明しています。我々は、ストラタシスとデスクトップメタルの合併が株式価値を希釈させ、破壊するものであることを再度強調します。そして、ストラタシスの成長余力をそぎ落とし、財務的な柔軟性を圧縮することになると主張します」とコメントしている。

ストラタシスとデスクトップメタルの合併に関しては、これまでに大口株主の投資企業ドネレイル・グループや、大手プロクシーアドバイザーのインスティチューショナル・シェアホルダー・サービシス(ISS)とグラス・ルイスが反対を表明している。

ナノ・ディメンションはストラタシスの発行済み株式の14%を所有している。