ストラタシスが臨時株主総会でデスクトップメタルとの合併を決議

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2023年9月28日に開催される臨時株主総会でデスクトップメタルとの合併を決議することとなった。ストラタシスとデスクトップメタルは、株式交換などにより18億ドル(約2610億円)規模の合併を計画している。

ストラタシスとデスクトップメタルとの合併が承認されると、スリーディーシステムズが提案しているストラタシスの買収オファーにも影響を与えることになる。スリーディーシステムズはストラタシスに対し、デスクトップメタルとの合併計画を撤回するよう求めている。

ストラタシスとデスクトップメタルに対しては、アメリカ法務省から「追加の情報に関する質問状」と呼ばれる質問状が送付され、ストラタシスとデスクトップメタルが合意したとされる合併契約に関する情報の開示を求められている。アメリカ法務省は、ストラタシスとデスクトップメタルとの合併が独占禁止法に抵触している可能性について調査しているものと見られる。

一方、スリーディーシステムズはストラタシスの株主に対し、ストラタシスの株式1株を現金7.50ドルと合併後の新会社の株式1.5444株で買取る提案を提示している。