ストラタシスとデスクトップメタルがアメリカ法務省から質問状を受理

アメリカの3Dプリンターメーカーのストラタシスとデスクトップメタルが、アメリカ法務省から質問状を受理していたことがわかった。アメリカ現地メディアの報道によると、両社が受け取ったのは「追加の情報に関する質問状」と呼ばれるもので、通称「第二の質問状」(Second request)と呼ばれている。ストラタシスとデスクトップメタルが合意したとされる合併契約に関する情報の開示を求めているものと見られている。

ストラタシスとデスクトップメタルは、2023年5月25日に総額18億ドル(約2610億円)規模の合併契約を締結したと発表していた。その後、別の大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズがストラタシスを買収するオファーを提示し、ストラタシスはそれを「超越的提案」と評価し、買収を前向きに進める意思を表明していた。スリーディーシステムズは、ストラタシスの株式1株を現金7.50ドルと合併後の新会社の株式1.5444株で買取る提案をストラタシスの株主に提示している。

ストラタシスとスリーディーシステムズのいずれも、本記事執筆時点(アメリカ現地時間の2023年8月22日)までに合併に関するコメントを発表していない。