クイックパーツとNexa3Dがパートナーシップ契約を締結

オンデマンド・マニュファクチャリング・サービスビューロー大手のクイックパーツと、3DプリンターメーカーのNexa3Dがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、クイックパーツはNexa3Dの最新インダストリアル・ポリマー3Dプリンターの「QLS820シリーズ」を活用し、エンドユーズパーツなどのオンデマンド・マニュファクチャリングを行うとしている。

クイックパーツのジアド・アバウCEOは、「Nexa3Dの最新シリーズである「QLS820シリーズ」を最初に活用するオンデマンド・マニュファクチャリング・サービスプロバイダーとなることに興奮しています。これまで以上の高速で経済的、さらにはより大きなボリュームプロダクションをお客様に提供してゆきます」とコメントしている。

「QLS820シリーズ」は、オープンマテリアル方式のパウダーベッド3Dプリンターで、PA12、ポリプロピレン、PBT、アルミニウム、ガラス、ファイバープラスチックなどの素材が利用できる。

ネクサ3Dは、2014年にアヴィ・レイチェンタル氏らが設立した3Dプリンターメーカー。アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から2015年までスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を世界的な3Dプリンターメーカーに育て上げた。同氏は2015年に業績低迷と株価下落などの責任を取り、スリーディーシステムズのCEOを辞任した。