ストラタシス傘下の3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズと、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーの合併が完了した。ストラタシスの発表によると、両社は2022年8月31日付けで合併し、ウルチメーカーの社名で新スタートを切った。
新会社の株主はオランダのNPMキャピタルとストラタシスで、持ち株比率はNPMキャピタル53.5%、ストラタシス46.5%となっている。合併の完了により、新ウルチメーカーの2022年9月1日以降の売上はストラタシスの連結決算の対象外となる。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「合併の完了により、マニュファクチャリングスケールのポリマー3Dプリンティングシステムとソルーションのプロバイダーとして躍進するという我々の理念をさらに進めることが可能になりました。メーカーボットのバリューを開放し、株主の長期的利益を生み出すための戦略的フォーカスにさらに注力できるでしょう」とコメントしている。
NPMキャピタルは、今年2022年5月に1500万ドル(約21億4500万円)を投じ、メーカーボット・インダストリーズの株式54.4%を買収し、子会社化していた。今回の合併完了により、メーカーボット・インダストリーズの社名は消滅した。