グステン・ダニエルソン氏がBICOのCFOを辞任

グステン・ダニエルソン氏がBICOのCFOを辞任し、話題になっている。スウェーデンの経済紙ダジェンズ・インダストリのインタビューでダニエルソン氏は、BICOのエリック・ゲーテンホルムCEOが「BICOの筆頭株主であるにせよ、同氏がBICOを正しく導けるリーダーであるとは思えません」とコメントしている。

BICOの共同創業者でもあるダニエルソン氏は、「正しいリーダーを備えてこそBICOは未来を築けます。CFOを辞任しても、私自身はBICOの株主のひとりであり続けます。いずれにせよ、BICOはBICOの株主の利益を守るコーポレートガバナンスを保つ必要があります。年次株主総会においては、私はその方向性において議決権を発揮させていただきます」ともコメントしている。

BICOでは最近、エリック・ゲーテンホルムCEOによる強硬な経営姿勢を巡って取締役会が紛糾している。

BICOは2016年設立。スウェーデンのゴセンバーグに拠点を置き、製薬企業向けに生細胞ベースのバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、世界各国の製薬企業に加え、大学や研究機関などにも採用されている。同社のバイオ3Dプリンターは、日本の製薬企業にも採用されている。