ヴィシエント・バイオサイエンシスがオーガノボに買収提案

業績不振から株価が低迷しているバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボに、創薬ベンチャー企業のヴィシエント・バイオサイエンシスが買収提案を行った。提案によると、オーガノボが新たに新株を発行し、ヴィシエント・バイオサイエンシスが買収、オーガノボの株式の57%を保有する筆頭株主になる。残りの43%はオーガノボの既存株主の持ち分となる。

オーガノボのテイラー・クラウチCEOは、ヴィシエント・バイオサイエンシスの買収提案を前向きに検討しているという。

今年8月にオーガノボは「複数の経営の戦略的代替案」を検討していると発表し、自社の売却の可能性を示唆していた。発表を受け、オーガノボの株価は90セントから54セントに下落した。

ヴィシエント・バイオサイエンシスは2017年設立。オーガノボと同じくサンディエゴに拠点を置き、製薬企業を相手に各種の創薬プロジェクトを展開している。同社は現時点では未公開企業だが、オーガノボの株式を取得することで「リバース・マージャー」し、公開企業となる。

オーガノボは2007年設立。肝細胞のバイオインクを原料にしたバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、製薬会社が臨床試験などに利用している。