米マサチューセッツ州ウィルミントンに拠点を置くメタル3Dプリンターメーカーのスーラ・テクノロジーズが、シリーズB投資で2100万ドル(約24億1500万円)の資金調達に成功した。出資したのはゼロックス・ベンチャーズ、SIPグローバルなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。
今回の資金調達により、スーラ・テクノロジーズが調達した資金の総額は7900万ドル(約90億8500万円)となった。なお、スーラ・テクノロジーズにはデンソー、ポルシェ、フォルクスワーゲン、シーメンス、トルゥー・ベンチャーズ、カプリコン・テクノロジー・インパクトファンドなどが出資している。
スーラ・テクノロジーズのジェイムズ・ドゥ・ムースCEOは、「プロトタイプのマシンはすでに完成しており、ASTM規格を超えるスタンダードの3Dプリンティングが可能な状態です。大型のOEM契約も受注しており、キャスティングと同程度のコスト水準でスケールしたモノづくりを行う予定です」とコメントしている。
スーラ・テクノロジーズは、2015年に米ローレンス・リバモア国立研究所出身のジェイムズ・ドゥ・ムース氏らが立ち上げた。独自開発したエリア・プリンティング技術をベースにしたメタル3Dプリンターを開発している。