アメリカ海軍がストラタシスのF9003Dプリンターを25機購入

アメリカ海軍が、ストラタシスのF9003Dプリンターを25機購入する。契約総額は2000万ドル(約22億円)で、今後五年間で随時導入してゆく。最初の8機は今年年内に導入される。契約には3Dプリンター本体の購入に加え、導入サポート、メンテナンス、素材、初期トレーニングなどが含まれる。

アメリカ国防省は今年2021年1月にレポートを発表し、アメリカ軍のアディティブ・マニュファクチャリング戦略のアウトラインを示していた。レポートはデジタルマニュファクチャリングへのシフトにおけるアディティブ・マニュファクチャリングの重要性を説明し、軍事戦略的・戦術的な活用を促す内容となっていた。

ストラタシスのアメリカ政府担当ディレクターのマーク・メニンガー氏は、「この契約は、ストラタシスがこれまでにアメリカ政府と交わした契約の中でも最大規模のものです。今後も、(軍隊を含む)アメリカの様々な公的機関でストラタシスの3Dプリンターのプレゼンスが広がってゆくでしょう」とコメントしている。

3Dプリンターは、アメリカ国内のアメリカ軍基地に加え、日本国内のアメリカ軍基地にも導入されるという。

アメリカ海軍は、比較的早期から3Dプリンターの活用を模索してきている。これまでに空母エセックス内に大型3Dプリンターを設置し、消耗部品の製造などの試験を行っている。