パリの大手病院ネットワークが60台のストラタシスの3Dプリンターを導入

パリの大手病院ネットワークのパリ大学病院トラストが、60台のストラタシスの3Dプリンターを導入する。3Dプリンターは、フェイスシールド、フェイスマスク、シリンジポンプ、人工呼吸器用バルブなどの各種の医療物資の製造に使われる。

60台のストラタシスF123シリーズは、ストラタシスの販売代理店のCADビジョンを通じて導入される。3Dプリンターは、パリ市内にあるコチン病院内の施設に設置される。

3Dプリンターの実際の操作は、フランスの大手3Dプリンティングサービスプロバイダーのボーン3Dが行う。3Dボーンがエンジニアを現地に派遣し、3Dモデルの作成や実際の3Dプリンティングなどを行う。

ストラタシスによると、ストラタシスにも各種の医療物資の供給を求める要請が各地から寄せられていて、現時点までに35万個のフェイスシールド製造が求められているという。

新型コロナウィルスの感染拡大が世界規模で続く中、フランスでも新型コロナウィルスの感染拡大が広がっている。本記事執筆時点でのフランスの新型コロナウィルス感染者数は12万4千人を超え、死亡者数は1万3千人に達している。フランスでも、医療現場でのPPEの不足が深刻化している。