フォームラブズがシリーズE投資で1億5000万ドルの資金調達に成功

アメリカのデスクトップSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、シリーズE投資で1億5000万ドル(約165億円)の資金調達に成功した。出資したのは日本のソフトバンクグループ率いる投資ファンドのソフトファンド・ビジョンファンド2号を筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。フォームラブズは、調達した資金を生産能力の拡充や、グローバルマーケティングなどに投じるとしている。

フォームラブズの創業者でCEOのマックス・ロボフスキー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング業界はルネッサンス時代の真っ只中にあり、フォームラブズはそのリーダーを務めています。市場は、2026年までに517億7000万ドル(約5兆6947億円)l規模に達すると予想されていて、フォームラブズも市場拡大を牽引するプレーヤーの一社になります。多くの競合他社が大量生産型のプリンターを製造している中、フォームラブズはエンドユーズクオリティの高品質プリンターを提供してゆきます」とコメントしている。

アメリカでは昨今、3Dプリンターメーカーの株式市場への上場が相次いでいる。昨年2020年12月にデスクトップメタルがSPAC(特別買収目的会社)を通じてニューヨーク証券取引所に上場したのを皮切りに、これまでにマークフォージド、VELO3Dなどが相次いで株式市場へ上場している。ある株式市場関係者は、フォームラブズもSPACを通じて株式市場に上場する可能性があると指摘している。