オランダの大手素材メーカーのDSMと、ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのシェイプウェイズが、パートナーシップ契約を締結する。現地時間の先週ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で発表された。契約によると、DSMはシェイプウェイズの3Dプリンティング・サービス用の素材を供給する。
パートナーシップ契約の締結について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズはアディティブ・マニュファクチャリングのパワーと、よりシンプルにされた生産方式は、スケーラビリティを増加させ、伝統的な製造方法をさらに強化すると信じています。高度に科学的な経営を行っているDSMと協働することで、シェイプウェイズのB2Bソルーションを加速させ、あらゆる業界の人々に3Dプリンティング技術へのアクセスを提供することが可能になるでしょう」とコメントしている。
DSMは100年以上の歴史を持つオランダの化学企業。3Dプリンティングの世界では古くからSLA3Dプリンター用高機能樹脂などを開発、主に法人ユーザー向けに供給してきている。同社はユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に上場している。
シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにサービスビューロー・3Dプリンティング出力のグローバルリーディングカンパニーとして市場をリードしている。