プルーサ・リサーチの3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破

チェコ共和国のプラハに拠点を置く3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、自社の3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破したと発表した。同社が最近公開した動画で明らかにした。出荷台数が10万台を突破した記念として、同社は現在送料無料キャンペーンを実施している。

プルーサ・リサーチは、創業者のジョセフ・プルーサ氏が2010年に、レップラッププロジェクトで公開されていたメンデル3Dプリンターを製造したことからスタートした。プルーサ氏は当初、自らが行っていたDJ活動に使う音楽コントローラーを製造するために3Dプリンターを活用したという。

プルーサ氏が改良を加えたメンデル3Dプリンターは、その後GitHubを通じて公開されたところ、たちまち人気を集めた。プルーサ氏はその後2012年に兄弟のミカエル・プルーサ氏とともにプルーサ・リサーチを立ち上げた。会社を立ち上げた当初は、週に5台程度のペースで3Dプリンターを販売していたという。

2015年にプルーサi3シリーズをリリースしたところ、販売台数は月に100台に増加した。その頃には3Dモデルをダウンロードできるコミュニティハブも公開し、ユーザー数が一挙に増加した。

プルーサ・リサーチは現在、従業員数410名規模で事業を展開している。