プリンターボットが事業を停止 https://robosavvy.com/store/assembled-printrbot-simple.html

アメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボット(Printrbot)が事業を停止した。現地時間の昨日7月19日、プリンターボットの創業者ブルック・ドラム氏がウェブサイトで事業停止を発表した。

ブルック氏は、「プリンターボットは事業を停止しました。売上の低迷が困難な決断に至った理由です。長きにわたってこれまでにお会いしたすべての人に感謝を感謝を申し上げます」と短くコメントしている。

プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。

一方で、業界関係者の中には、同社の経営方針が低価格戦略にこだわり過ぎていて、同社の収益性に問題があると指摘する者が少なくなかった。

プリンターボットの事業停止により、メイド・イン・アメリカの低価格3Dプリンターの一つが市場から姿を消すことになった。