プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始 https://3dprint.com/226295/interview-brook-drum-is-back-the-demise-of-printrbot-and-brooks-next-steps/

今年7月に事業を廃止した3Dプリンターメーカーのプリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始した。

クリエーターのためのパトロン募集サイトPatreon(ペイトリオン)に開設されたブルック氏のページによると、同氏の「ニューアドベンチャー」はYouTubeのプリンターボットチャネルを活用したもので、3Dプリンティングのノウハウなどをおさめた動画を会員制で視聴できる仕組み。月額5ドルを支払えば視聴可能で、追加の費用を支払うとドラム氏に個別相談もできるという。

ドラム氏によると、動画シリーズではメーカーボット・インダストリーズの創業者で元CEOのブレ・ペティス氏や、フォームラブズ創業者のマックス・ロボフスキー氏との対談なども予定されているという。

プリンターボットでの経験についてドラム氏は、ペイトリオンのページで、「2011年に私は3Dプリンティングの世界に思い切りのめりこみ、キックスターターで狂ったような経験をしました。プリンターボットのスタッフは5万台以上の3Dプリンターを製造し、各地を旅行し、何千もの人にお会いしました。テレビ番組にも出演しました。私はすべてを事業に投資しましたが、失敗を犯しました。安物の3Dプリンターでひしめく市場にこだわりすぎたのです」とコメントしている。

プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。